真面目
子どものころ、「真面目だね」とよく言われた。 その言葉は、決して誉め言葉ではなく、ちょっと嫌味を含んだ感じ。 振り返ると、子供の頃は真面目であるということは、恥ずかしいことだ。 そんな感情があったことも確かだ。 それでも、自分は真面目に授業を受け、先生の言うことに従った。...
自分の仕事
自分が直面している仕事や役割に徹する。 これは、いたって当たり前のようでありながら、今の時代、情報が氾濫し、多様な生き方、働き方、選択肢があることで、かえって難しくさせている。 それでも、周りを見渡すと、一歩一歩前に進んでいる人物というのは、自分の仕事に慎んで向き合っている...
人生の2つの視点
人生二度なし 人は必ず死ぬ 人はいつ死ぬか分からない これは誰もが逃れられない真理だ。 だからこそ 重要なのは、瞬間瞬間の歩みであり、 今をどう生きるかになる。 ただひとつ。 教育者という視点で考えた場合、 自分の歩んできた人生の反省を踏まえ、時間軸の中で、この時期までには...
妙味津々
実際人間の偉さというものは、ある意味では働くことを多くして、しかもその受けるところが少ない所から生まれてくるとも言えましょう。ですから諸君らも、まず人の一倍半の働きをして、報酬は二割減をもって満足するという辺に、心の腰をすえてかかるんですね...
正直な世界
世の中は正直なのだ。 正直ということは、安心でもあり、また、怖さでもある。 良い、悪い、どう生きても、世の中は正直なのだから。 ならばこそ、どう生きるのか。 世の中は正直だからこそ、誰も見ていない、ひとりでいるときに、頭の中で何を考えているのか、どんな行動をしているのか、そ...
不思議な力
これまでの人生で苦労したことを省みると、本当にもうダメだといった心底辛い苦労は体験していない。 人並みな苦労をしてきた程度だろう。 なぜだろうか。 考えてみると、理由は2つある。 ひとつは、臆病だということ。 子どものころから、それなりに失敗しない程度の挑戦しかしてこなかっ...
一時一事
自分が現在なさなければならぬ事以外のことは、すべてこれを振り捨てるということと、なすべきことに着手するということは、元来、一つの事の両面とも言うべきであって、この点は、おそらくわれわれが仕事をし果たす上で、一番の秘訣かと思うのです。...
人生を深く生きる
人生を深く生きるとは、自分の悩みや苦しみの意味を深く噛みしめることからはじまる。 ぼくは、苦しみをすばやくプラスにとらえ、心に落とし込むようにしている。 しかし、単に自分だけが平穏な気持ちを取り戻しただけで満足せず、自分以外、特にその悩みの根っこがつながっている近い人への配...

生をこの国土にうけて
「ここに日本人の一人として、生をこの国土にうけたことを喜ぶのはそもそもなぜか?」 正直、私はこれまで「なぜ、日本人として日本の国土に生をうけたのか」ということなど、一度も考えたこともなかった。 しかも、外国や外国の文化などの日本以外の国に関して興味や関心をもつこと自体あまり...
仲間への信用
修身を学ぶ会富山では、まず10分程度で修身教授録の1講を読み、次に感想を書く。 そして、仲間とシェアしあう。 そういった勉強会だ。 仕事の処理の方法は ①まず着手すること ②八割方の完成度を目指し、一気に仕上げる ③流れるように次々と処理をこなしていく...
愛される力
その人の内面から発せられる気品。 親の仕事を手伝いはじめて、最初に感じたことが気品だ。 ぼくは、なぜか子供のころから、自分に対して理由のない自信があった。 その自信は、どこからきたなのか。 説明はできないが、今振り返っても、不思議な自信があった。...






