済んだ心
これは、妻が4人目の子を身ごもっているときの話。 妻が妊娠中にもかかわらず、左手首を折るというケガをした。 妊娠中であるということで、普段でも自分の身の回りのことをすることさえ厳しい状態なのに、口と右手を利用して、出来る限り自分の力で家事を行っている。...
道遠し
直接教育という仕事に携わっているわけではない。 しかし、名刺一枚一枚作る仕事は、人を植える道に近い気はしている。 限られた時間の中で、お互いが納得し満足いく名刺を作ることができれば、それで終わりなのか。 大切なのは、それが始まりとなり、これから長いお付き合いをしていくという...
人は弱い
外にある価値観と内にある価値観と。 現実問題、上に登ろうとする梯子から自らの意志で降り、ハンマーをふるう。 その時の覚悟は確かに大きい。 しかし、人間。 あれだけ強い覚悟で選択したつもりでいても、次の瞬間にはすでに迷いが生じてしまう。...
使命の道
使命とは。 志とは。 捨石的意味とは。 志とは、我が命がなくなろうとも、その先の未来を見据え、我が命のある時に実現しなくとも、自分の歩んだ道が同じ道を志す誰かのための捨石となればいいと思えるものでなくてはならない。 自分の命の長さではなく、さらにその先を想う心である。...
座標軸
一人間の使命は、国の使命とつながるのか。 なぜ一人間の使命と国の使命が結びつく必要があるのか。 デジタル情報革命、SNS,それがもたらしす新しい世界の秩序。 命のリレー。 日本に生まれたこと。 連綿と流れる時の中の自分の位置。 三次元の世界の自分の位置。...
使命
人身受け難し。 まずもって人として生まれてきたことへの感謝の念があるか、ないか。 この根本に即答できることが根っこにある。 本当に感謝しているだろうか。 もう一度省みたい。 使命は何か、何に命を使うべきか。 人として生まれて、人が人間になるために学びがあるという。...
心の鏡
人と禽獣の異なるゆえんは、自分の使命を自覚しているかどうか、さらにそれを自覚することで、生涯をどう生きるか、行動に落とし込めているかどうか。 この人間としての生き方を、果たしてできているか…。 人間として正しい道を知るためには、自分の姿を我と我が心にはっきりと映す鏡のような...
師と尚友
師を求める。 20代までは、アイスホッケーを通して世界のことを教えてくれる師がいた。 30代は、新しい時代に向けたいろんな考えを教えてくれる師がいた。 40代になり、改めて父が師だと気づいた。 多くの困難はあれども、自らの役割に全力で向き合う父の姿は、言葉ではない大切なこと...
一期一会
神武天皇から考えても2600年以上続く日本民族の血が、自分の中に流れているのは確かだ。 これまでの歴史の中で生きてきたいろんな人との因縁があるからこそ、今の自分がある。 ふと、子ども達の姿が思い浮かんだ。 壮大な過去の因縁に想いを馳せることは、もちろん大切なことであり、生を...
希望
人間として生まれ、家族を持ち、子どもを育て、生きる。 子どもを育てるということは、未来があるということ。 未来に対して希望を抱く。 この時代に、何かしらの役割を担い、人として生きることを考えた時、当たり前だが、自分がいま生きている命をつないでくれた日本に対して、ほんの少しで...
自分の道
我々は一体何のために学問・修養をするのか。 それはいわゆる、人となる道。 人のすばらしさは、いったい何だろう。 日本のすばらしさは。 そして自分が生まれた故郷のすばらしさは何だろう。 それを大切にすること。 それがまさに学問修養の一つの目標のような気がする。...
志学
ある一つのことを続ける。 そうすれば道が開けることは分かる。 でも、それがいちばん難しい。 四十を超える年齢になり、よくよく分かるようになった。 志学とは、継続する力のように思えた。 継続する力とはどんな力だろう。 どうすれば継続できるのか。...
学ぶ姿勢
教えるは、すなわち学ぶこと。 この言葉の重みを改めて感じた。 論語に「君子は上達し、小人は下達す」という章句がある。 上達するか下達するしかない。 現状維持はないというコトバだ。この言葉を同時に思い出した。 人は生きていく上で、教える立場、学ぶ立場、その立場を入れ替わりなが...
因縁
子供のころに感じた「日本人でよかった」という感情を思い出した。 当時雑誌やテレビ、学校の教科書で目にした飢餓や戦争で苦しむ姿を見て、素直におもった感情だ。 子供のころは、ただ単純にそう思えた。 地域づくりや町づくりというコトバに対して、何となく薄っぺらく感じる。...